「後継者がいないので、廃業するしかないのか」
「長年築き上げた事業や従業員の雇用を、どうすれば守れるのか」
上記のような不安を抱える経営者の方でも、状況に合った選択肢を選ぶことで会社の将来を守ることができます。
なぜなら、後継者不在は深刻な課題である一方で、企業が取り得る方向性として親族内承継・従業員承継・M&A(第三者承継)・廃業・IPO(株式公開)の5つの選択肢が確立されており、自社の状況に応じて最適な手段を選べるからです。
| 手段 | 概要 |
|---|---|
| 親族内承継 | 子どもや兄弟など親族に引き継ぐ |
| 従業員承継 | 役員や従業員に引き継ぐ |
| M&A | 親族外の第三者に売却 |
| 廃業 | 会社を清算して事業を終了 |
| IPO | 証券取引所に上場し広く投資家から資金調達 |
実際、帝国データバンクの2025年調査によると、全国の後継者不在率は50.1%にのぼり、約半数の企業が後継者不在という状況に直面しています。
本記事では、後継者がいない経営者が直面する課題や具体的な解決手段、そして事業承継を成功させるポイントについて詳しく解説します。
これから事業承継を検討されている方は、ぜひ参考にして早めの準備を始めてみてください。
参考:株式会社帝国データバンク|全国「後継者不在率」動向調査(2025年)
日本プロ経営者協会のコラムでは、経営人材・事業承継・企業改革に関する情報を扱うメディアとして、企業・経営者が適切な意思決定を行えるよう、以下の方針に基づきコンテンツを制作しています。
- 公的機関・業界団体・調査機関のデータを参照
- 事業承継・M&A・経営人材に関する制度・実務を踏まえた解説
- 実際の経営事例・ケーススタディに基づく情報提供
当サイトの記事は、以下の公的機関・調査データを参考にしています。
| 経済産業省 | ミラサポplus |
|---|---|
| 中小企業庁 | 事業承継 |
| 帝国データバンク | 倒産レポート |
| 日本政策金融公庫 | 事業承継マッチング支援 |
単なる情報提供にとどまらず、経営判断に必要な一次情報・実務知見をもとにコンテンツを設計しています。
当記事を掲載している一般社団法人日本プロ経営者協会は、プロ経営者の育成・マッチングを通じて、企業の成長支援や後継者探しを含む事業承継課題の解決に取り組んでいます。
後継者がいない!全国の後継者不在率の現状
日本の後継者不在率は改善傾向にあるものの、依然として約半数の企業が後継者不在という厳しい現状が続いています。
帝国データバンクの最新調査では、全国約27万社のうち後継者不在の企業は13.8万社にのぼります。
以下では、経営者の高齢化と黒字廃業の実態について解説します。
経営者の高齢化と「後継者がいない」企業のリアルな現状

日本企業の後継者不在率は、改善傾向にあるものの依然として高い水準で推移しています。
その理由は、経営者の高齢化と少子高齢化による後継者候補となる人材の不足が重なっているためです。
帝国データバンクが発表した2025年調査によれば、全国の後継者不在率は50.1%となり、前年から2%低下しました。
全国の全業種約27万社を対象とした調査で、後継者が「いない」または「未定」の企業は13.8万社にのぼっています。
一方で、中小企業は51.2%、小規模企業では57.3%と、企業規模が小さいほど後継者対策が進んでいない実態も浮き彫りになりました。
また、社長の平均年齢は60.7歳となり34年連続で上昇を続けており、高齢化が進むほど承継リスクが高まる状況です。
このように、後継者問題は全体として改善しているものの、小規模な中小企業や地方を中心に依然として深刻な課題が残っています。
参考:全国「後継者不在率」動向調査(2025年)|株式会社 帝国データバンク[TDB]

2,000名以上のプロ経営者候補から最適な
後継者を選べる
オーナー様主導で後継者を見極められる
仕組み
後継者を見つけた後に資本の承継が
可能
国内最多100件以上の事業承継実績あり
業績は黒字でも「廃業」を選ぶケースが急増している

経営状態が良好な黒字企業であっても、後継者がいないために廃業を選ぶケースが増加しています。
中小企業白書によると、2024年に休廃業・解散した企業のうち51.1%が黒字の状態で廃業を決断しており、過半数を占めているという結果が出ています。
さらに、2024年1~10月に発生した「後継者難倒産」は455件にのぼり、10月には月間で過去最多の63件を記録しました。
このうち代表者の病気または死亡により事業が立ち行かなくなり倒産に至ったケースは189件と、全体の4割を超える水準になっています。
黒字廃業は企業だけの問題ではなく、取引先や従業員の雇用、地域経済全体にも大きな影響を及ぼす深刻な課題となっているのです。
参考:2025年版 中小企業白書 第8節 開業、倒産・休廃業 | 中小企業庁
後継者不在率の都道府県ランキング

後継者不在率は都道府県によって大きな差があり、地域ごとの経営環境や人口動態が色濃く反映されています。
帝国データバンクの2025年調査によると、最も不在率が低いのは三重県の33.9%、最も高いのは秋田県の73.7%となり、両者の差は約40ポイントにおよびました。
後継者不在率が高い都道府県(ワースト10)
| 順位 | 都道府県 | 2025年不在率 |
|---|---|---|
| 1 | 秋田県 | 73.7% |
| 2 | 島根県 | 64.2% |
| 3 | 北海道 | 63.6% |
| 4 | 高知県 | 63.2% |
| 5 | 鳥取県 | 62.7% |
| 6 | 沖縄県 | 61.0% |
| 7 | 岡山県 | 60.1% |
| 8 | 愛媛県 | 59.2% |
| 9 | 長崎県 | 59.2% |
| 10 | 富山県 | 59.1% |
後継者不在率が低い都道府県(ベスト10)
| 順位 | 都道府県 | 2025年不在率 |
|---|---|---|
| 1 | 三重県 | 33.9% |
| 2 | 鹿児島県 | 37.6% |
| 3 | 千葉県 | 40.4% |
| 4 | 福島県 | 40.5% |
| 5 | 茨城県 | 41.0% |
| 6 | 山形県 | 42.5% |
| 7 | 滋賀県 | 43.8% |
| 8 | 京都府 | 44.8% |
| 9 | 和歌山県 | 45.3% |
| 10 | 熊本県 | 45.7% |
秋田県など不在率が高い地域では、若年層の都市部流出による経営人材不足や、同族経営へのこだわりが強く第三者への承継に抵抗感があることが背景にあります。
一方、三重県など不在率が低い地域では、地域金融機関による密着した支援体制が整い、経営や商圏が安定している企業が多いため、スムーズな承継が実現しやすい環境となっています。
全国的には、内部昇格が同族承継を上回る脱ファミリー化の加速や、官民の支援メニュー拡充により、7年連続で改善傾向が続いているのが現状です。
参考:全国「後継者不在率」動向調査(2025年)|帝国データバンク
後継者がいない経営者が取るべき5つの選択肢

後継者がいない経営者が取るべき5つの選択肢は、以下です。
| 手段 | 概要 |
|---|---|
| 親族内承継 | 子どもや兄弟など親族に引き継ぐ |
| 従業員承継 | 役員や従業員に引き継ぐ |
| M&A(第三者承継) | 親族外の第三者に売却 |
| 廃業 | 会社を清算して事業を終了 |
| IPO(株式公開) | 証券取引所に上場し広く投資家から資金調達 |
それぞれの手段には異なるメリット・デメリットがあるため、会社の状況や経営者の希望に応じて最適な選択肢を検討する必要があります。
以下では、各手段の詳細について解説していきます。
【後継者がいない場合の選択肢】 親族内承継
親族内承継とは、経営者の子どもや配偶者など、身内の親族に会社の経営を引き継ぐ方法です。
日本では古くから主流の承継方法であり、現在でも多くの中小企業で採用されている一般的な手段となっています。
ただし、近年は脱ファミリー化が進んでおり、2025年に代表者交代が行われた企業のうち「同族承継」は32.3%と、初めて「内部昇格」(36.1%)を下回った結果が出ています。
親族内承継を成功させるには、早期に後継者候補を選定し、経営者としての教育や株式の移転を計画的に進めることが重要です。
参考:全国「後継者不在率」動向調査(2025年)|株式会社 帝国データバンク[TDB]
親族内承継のメリット
親族内承継の大きなメリットは、取引先や従業員からの理解や納得を得やすい点にあります。
- 取引先・金融機関・従業員からの理解が得られやすい
- 経営権と株式を一体で承継しやすい
- 後継者の育成に十分な時間をかけられる
- 相続税や贈与税の事業承継税制による優遇を受けられる
- 所有と経営の分離を回避できる
また、長期的な視点で後継者の育成が可能となり、先代の経営ノウハウを深く理解した状態で承継を進められるメリットもあります。
このように、親族内承継は社内の一体感を保ちながら事業を継続できる有力な方法の一つといえます。
親族内承継のデメリット
親族内承継には、後継者候補が必ずしも経営者としての適性を備えているとは限らないというデメリットがあります。
近年は子どもが親の事業を継ぎたがらないケースも増えており、候補者の意思確認が課題となっているためです。
- 後継者に経営者としての資質や能力が不足している可能性がある
- 子どもが承継を望まないケースが増加している
- 相続時に親族間でトラブルが発生するリスクがある
- 株式の分散により経営権が不安定になる恐れがある
- 他の役員や社員の納得を得られないことがある
職業の多様化により、子どもが自ら「自分は経営者の器ではない」と事業承継を拒否するケースも増えています。
また、借金や個人保証などの負債も引き継ぐため、後継者の心理的・経済的負担が大きくなることも注意が必要です。
対策
親族内承継を成功させるためには、早期から計画的に準備することが重要です。
経営者としての教育には時間がかかるうえ、株式の移転や税務対策にも事前の検討が求められるためです。
- 5〜10年の長期的な事業承継計画を策定する
- 後継者候補に経営の実務経験を積ませる
- 事業承継税制を活用して相続税・贈与税の負担を軽減する
- 遺言書を作成して株式分散や遺留分のトラブルを防ぐ
- 税理士や専門家に相談して最適なスキームを検討する
たとえば、後継者が新設した持株会社に金融機関から融資を受けて、現経営者から株式を買い取る手法を活用すれば、後継者の資金負担を抑えながら経営権を承継できます。
上記の対策を早い段階から実施することで、円滑で納得感のある親族内承継が実現可能になります。
【後継者がいない場合の選択肢】 従業員承継
従業員承継とは、親族ではない役員や社員の中から後継者を選び、経営を引き継ぐ方法です。
社内の人材が経営を担うため、業務や企業文化に精通している点が大きな特徴となっています。
帝国データバンクの調査では、2025年の事業承継において「内部昇格」が36.1%を占め、初めて同族承継を上回ったという結果が出ており、従業員承継は主流の選択肢になりつつあります。
従業員承継のメリット
従業員承継の最大のメリットは、社内の業務や企業文化を熟知した人材が経営を引き継げる点です。
長年会社に貢献してきた社員が後継者となるため、現場の混乱を最小限に抑えながらスムーズな承継が可能になります。
- 業務内容や取引先を熟知した人材が経営を引き継げる
- 他の従業員や取引先から受け入れられやすい
- 後継者候補の選択肢が親族内より広がる
- 企業文化や理念を継承しやすい
- 育成期間を通じて適性を見極められる
古株の人材であれば、経営者の思いや組織風土、企業理念などに深い理解があるため、事業承継が円滑に進みます。
また、外部から人材を招くよりも社内の納得感が得やすく、雇用の維持にもつながります。
従業員承継のデメリット
従業員承継のデメリットは、後継者となる従業員が株式買取のための資金を確保しにくいことです。
経営権を移転するには、現経営者が保有する株式を後継者が買い取る必要があり、多額の資金調達が求められるためです。
- 後継者候補に株式買取の資金力が不足しがち
- 個人保証や借入金の引き継ぎが負担となる
- 候補者に経営者としての覚悟が不足している場合がある
- 前例主義に陥りやすく、革新的な経営改革が進みにくい
- 他の従業員との関係悪化や離職のリスクがある
従業員承継は前例主義になりやすいのがデメリットで、目まぐるしく変化する経営環境に柔軟に対応できるかが問われます。
さらに、経営者個人が負っている金融機関からの借入金の連帯保証を引き継ぐことにハードルを感じる候補者も多く見られます。
対策
従業員承継を円滑に進めるためには、資金面の支援と経営者教育の両面から準備を整えることが必要です。
後継者となる従業員の負担を軽減しつつ、経営者としての資質を計画的に育成する仕組みが重要になるためです。
- 事業承継融資や資金調達支援制度を活用する
- 個人保証の引き継ぎを交渉する
- 後継者の資金負担を軽減する
- 実務経験を段階的に積ませる
- 外部研修で経営知識を補完する
たとえば、日本政策金融公庫や民間金融機関では、事業承継向けの専用融資制度を用意しており、後継者の資金調達を支援しています。
こうした制度を活用することで、従業員承継の成約可能性を高めることができるでしょう。
【後継者がいない場合の選択肢】 M&A(第三者承継)
M&A(第三者承継)とは、自社を他社に売却することで、社外の第三者に経営を引き継ぐ方法です。
近年は後継者不在の解決策として急速に普及しており、事業承継の主要な手段として定着してきました。
2025年に代表者交代が行われた企業のうち「M&Aほか」は20.6%を占め、買収や出向を中心とした承継形態が続いています。

- 中小企業では招聘困難なトップレベルの後継者の招聘が可能
- 後継者を選んでから株式譲渡できる
- オーナー自身が後継者の買収資金を準備する必要がない
- プロ経営者に対する継続的なコーチングサービスがある
M&A(第三者承継)のメリット
M&Aのメリットは、後継者候補がいない場合でも事業を存続させられることです。
広い範囲から買い手を探せるため、経営能力に優れた相手に事業を引き継げる可能性が高まります。
- 最適な買い手候補を選定できる
- 株式売却により創業者利益を獲得できる
- 従業員の雇用と取引先との関係を維持できる
- 大手企業の傘下に入ることで経営基盤が強化される
- 個人保証や借入金から解放される
M&Aの最大のメリットは、有能な経営者に自社の経営を引き継げる点であり、後継者の育成に要する時間が短縮できることです。
また、売却資金を経営者の退職金や引退後の生活資金に充てられる点も、大きな魅力の一つといえます。
M&A(第三者承継)のデメリット
M&Aのデメリットは、買い手が見つからない可能性もあることです。
自社に魅力や価値がなければ、買収を希望する企業が現れにくく、時間と費用が無駄になるリスクがあります。
- 希望条件に合う買い手が見つからない可能性がある
- 仲介会社への手数料が発生する
- 交渉や契約手続きに時間と労力がかかる
- 売却後に経営方針が変更されるリスクがある
- 従業員の不安や離職を招く恐れがある
事業承継を行いたい中小企業に魅力や価値がなければ、買収したいという企業も現れにくく、適切なM&A先をみつけることができずに廃業に至るケースもあります。
また、企業文化や経営方針の違いから、承継後に従業員の離職が発生するケースもあるため注意が必要です。
対策
M&Aを成功させるためには、企業価値を高める取り組みと、信頼できる専門家の活用が欠かせません。
買い手にとって魅力的な企業であるほど、好条件での成約が実現しやすくなるためです。
- 財務状況を整理し、決算書の透明性を高める
- 独自の技術やノウハウを明確化して強みを打ち出す
- M&A仲介会社や事業承継・引継ぎ支援センターに相談する
- 複数の買い手候補と比較して選定する
- PMI(買収後統合)計画を事前に策定する
M&A仲介会社や自治体、地域金融機関による取り組みによって、事業承継の相談窓口や支援内容が大幅に拡充されています。
早めに専門家へ無料相談を行うことで、自社に適したM&A戦略を立案することができます。
【後継者がいない場合の選択肢】 廃業
廃業とは、会社の経営を辞めて資産を清算し、事業を完全に終了させる選択肢です。
後継者が見つからず、M&Aの買い手も現れない場合の最終手段として選ばれることが多いのが特徴となっています。
2024年の休廃業・解散件数は約7万件にのぼり、うち51.1%が黒字の状態で廃業を決断しています。

廃業のメリット
廃業のメリットは、経営者が事業の責任やストレスから解放されることです。
赤字経営のプレッシャーや資金繰りの不安から自由になれるため、精神的・経済的な負担が大きく軽減されるのです。
- 経営責任から完全に解放される
- 資金繰りや税金対策の悩みがなくなる
- 後継者探しに時間をかけずに済む
- 余力があるうちに資産を整理できる
- 引退のタイミングを決められる
廃業を選ぶ最大の理由は、精神的・経済的負担からの解放であり、後継者探しに時間をかけられない状況では現実的な選択となります。
また、体調や年齢を理由に事業継続が困難な場合には、前向きな廃業として合理的な選択肢となります。
廃業のデメリット
廃業のデメリットは、従業員の雇用や取引先との関係が失われることです。
長年培ってきた技術や信用、ブランドといった無形の価値がすべて消失してしまうリスクも伴います。
- 従業員が職を失い雇用が消滅する
- 取引先や地域経済に悪影響を与える
- 技術やノウハウなどの知的資産が失われる
- 廃業手続きに費用と時間がかかる
- 資産の処分価格が想定より低くなる場合がある
近年では、100年以上の歴史を持つ老舗企業や地域に根付いた有名店であっても、黒字経営を続けながら後継者不在を理由に廃業を選ぶケースが相次いでいます。
黒字廃業は企業だけでなく社会全体にとって大きな損失となるため、廃業を決断する前に他の選択肢を十分に検討することが重要です。
対策
廃業を選ぶ前に、他の選択肢を十分に検討し、可能な限り事業や資産を次に繋ぐ取り組みが求められます。
- 廃業前にM&Aや第三者承継の可能性を探る
- 中小企業基盤整備機構や商工会議所に相談する
- 資産の整理と負債の返済計画を立てる
- 従業員の再就職支援や取引先への説明を丁寧に行う
- 廃業手続きに必要な税務・法務の専門家を活用する
また、M&Aなどを活用して予め経営資産を第三者に引き継いだ上で事業を畳む方が望ましいという「前向きな廃業」の考えも浸透しています。
廃業を検討する際は、経営資産を最大限活かす方法を探ることが、関係者にとって最良の結果につながります。
【後継者がいない場合の選択肢】 IPO(株式公開)
IPO(株式公開)とは、自社株式を証券取引所に上場し、広く一般投資家から資金を調達する方法です。
上場企業となることで社会的信用や知名度が高まり、優秀な経営人材を招聘しやすくなる効果も期待できます。
ただし、IPOは厳しい審査基準があるため、一定の規模や業績を備えた企業に限られる選択肢となっています。
IPO(株式公開)のメリット
IPOのメリットは、企業の社会的信用が大幅に向上し、事業成長の可能性が広がることです。
株式市場からの資金調達が可能となるため、経営基盤の強化や事業拡大がしやすくなるのです。
- 市場からの資金調達が可能になる
- 企業の知名度と社会的信用が向上する
- 優秀な経営人材や社員の確保がしやすくなる
- 株式売却により多額の利益を得られる
- ガバナンス強化により経営の透明性が高まる
また、上場企業となることで取引先や金融機関からの評価も高まり、事業拡大のチャンスが広がります。
このように、IPOは企業価値を最大化したい経営者にとって魅力的な選択肢の一つです。
IPO(株式公開)のデメリット
IPOのデメリットは、上場するまでに長い期間と多額の費用、厳格な審査をクリアする必要があることです。
中小企業にとってはハードルが高く、誰でも選択できる方法ではありません。
- 上場準備に時間と多額の費用がかかる
- 厳格な審査基準をクリアする必要がある
- 株主への情報開示や説明責任が発生する
- 敵対的買収のリスクにさらされる
上場企業には継続的な財務報告や内部統制の整備が求められるため、経営者の負担も大きくなります。
また、株主からの短期的な業績要求により、長期的な経営判断が難しくなる場合もあるため、慎重な検討が必要です。
対策
IPOを目指す場合は、数年前から計画的に準備を進め、専門家の支援を受けることが重要です。
上場審査では財務諸表の正確性や内部統制、ガバナンスの整備など、多くの要件が求められるためです。
- 3〜5年の中長期IPO準備計画を策定する
- 主幹事証券会社や監査法人と早期に連携する
- 内部統制システムと経営管理体制を整備する
- コンプライアンスと情報開示体制を強化する
- 上場に向けた人材採用と組織体制を構築する
事業の将来性や成長性をアピールできるビジネスモデルの構築が、上場審査を通過するうえで欠かせない要素となります。
IPOは難易度が高い一方で、実現できれば企業価値を飛躍的に高められる選択肢といえます。
後継者がいない課題を解決するためのポイント

後継者がいない課題を解決するためのポイントは以下の通りです。
- 早めに準備を始める
- 企業価値を高める
- 後継者マッチングサイトや専門家を活用する
企業価値を高めることで後継者候補にとって魅力的な承継先となり、親族・社内・第三者など複数の選択肢が広がります。
それでは上記のポイントについて解説していきます。
早めに準備を始める
事業承継には一般的に5年から10年の期間が必要とされており、後継者の選定・育成・株式移転など多くの手続きを計画的に進める必要があります。
準備期間がない場合、廃業しか選択肢がなくなってしまいます。
準備が遅れると、代々続けてきた家業を終わらせる難しい決断を迫られることになります。
早めに準備を始めるメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 後継者選定に時間をかけられる | 親族・社内・M&A・IPOなど複数の選択肢からじっくり選べます |
| 後継者の育成期間を確保できる | 承継後の経営がスムーズになり、業績悪化を防げます |
| M&Aで有利な交渉ができる | 時間的余裕があると相場より高く売却でき、失敗時の代替案も実行できます |
後継者不足の課題解決には、できるだけ早期から準備を始めることが不可欠です。
時間的余裕があることで、複数の承継方法を試す機会が生まれ、経営者にとっても後継者にとっても最良の選択ができます。
企業価値を高める
後継者がいない課題を解決するには、まず企業価値を高めることが最優先です。
企業価値を高めるメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 後継者が承継しやすくなる | 親族や従業員が事業の将来性や魅力を感じ、引き継ぐ意欲が高まる |
| 第三者の承継先が見つかりやすくなる | M&Aにおいて買い手候補が増え、より良い条件での交渉が可能 |
| オーナーの利潤が増える | 企業価値に比例して売却価格が上がり、経営者が得られる利益が大きくなる |
後継者候補にとって、引き継ぐ会社の価値が低ければ魅力を感じません。
特に借入金が多く債務超過の状態では、引き継ぐことで自分が借金を返済する必要が生じるため、無償でも承継を拒否されるケースが出てきます。
M&Aにおいても、企業価値が低ければ買い手にとって魅力的な案件とならず、希望する価格で売却できない可能性があります。
社内体制を整え、安定した事業運営と良好な業績を実現することで、引き継ぐ側から見た魅力が増し、承継の選択肢が広がります。
このように、後継者不在の課題を解決するためには、企業価値を高めることが最も重要です。
短期間で企業価値を高めることはできないため、早めに取り組みを始め、長期的な視点で経営改善を進める必要があります。
後継者マッチングサイトや専門家を活用する
後継者マッチングサイトや専門家を活用することは、後継者不在の課題を解決する有効な手段です。
マッチングサイトや専門家を活用する最大の理由は、全国から後継者候補を探せる点にあります。
親族や社内に適任者がいない場合でも、地域の制限なく幅広い選択肢の中から、事業を引き継ぐ意思と能力を持つ人材を見つけることが可能です。
また、M&Aや事業承継の専門家からアドバイスを受けられるため、初めての事業承継でも安心して進められます。
| 種類 | 特徴 | 費用 |
|---|---|---|
| 事業承継・引継ぎ支援センター | 各都道府県に設置された公的相談窓口で、専門家による無料相談が可能 | 無料 |
| 日本政策金融公庫 | 小規模事業者向けで専門担当者がサポート | 相談無料 |
| M&Aマッチングサイト | 全国から候補者を探せ、短期間でのマッチングが可能 | サイトにより異なる(売り手無料のケースも) |
| 経営コンサルティング会社 | 事業承継計画の策定から承継後の経営までトータルサポート | 会社により異なる |
| 税理士・弁護士などの士業 | 税務・法務面の専門的なアドバイスが受けられる | 相談内容により異なる |
マッチングサイトでは条件に合った後継者を検索できる機能があり、効率的に候補者を絞り込めます。
また、専門家のサポートを受けることで、企業価値評価や条件交渉、契約書作成などの複雑な手続きもスムーズに進められます。
後継者を募集する手順

後継者を募集する際は、以下の手順で進めることが一般的です。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1.専門機関への相談 | 事業承継・引継ぎ支援センターやM&A仲介会社などに相談する |
| 2.自社の現状把握 | 財務状況や経営課題、経営資源などを整理する |
| 3.募集情報の登録 | マッチングサイトや後継者人材バンクに企業情報を登録する |
| 4.候補者との面談 | 複数の候補者と面談を重ね、適任者を見極める |
| 5.条件交渉・契約 | 譲渡条件や引継ぎ内容について具体的に交渉する |
以下では、後継者を募集する手順について解説していきます。
1.専門機関への相談
後継者募集の相談先として、以下の機関を活用できます。
- 事業承継・引継ぎ支援センター
- 日本政策金融公庫
- M&Aマッチングサイト
- 経営コンサルティング会社
- 税理士・弁護士などの士業
初回相談では、事業の現状や課題、希望する承継方法などを専門家に相談できます。
その後、必要に応じて中小企業診断士などの専門家が詳細診断を行い、事業承継計画の策定やマッチング支援を実施します。
スムーズな相談を進めるために、決算書や商業登記簿謄本、株主名簿などの基本的な資料を準備しておくことをおすすめします。
また、自社の財務状況や経営課題を整理しておくと、より具体的なアドバイスを受けられます。
2.自社の現状把握
後継者を募集する際には、自社の現状を正確に把握することが重要です。
財務状況や経営課題を明確にすることで、適切な後継者選定や円滑な事業承継につながります。
自社の現状把握では、以下の3つの視点から実態を整理することが重要です。
| 確認項目 | 詳細 | 必要な書類・資料 |
|---|---|---|
| 財務の現状把握 | 実態貸借対照表 実態損益計算書 資金繰り状況 個人との貸借関係 | 決算書3期分 法人税申告書 キャッシュフロー計算書 |
| 法務の現状把握 | 株式の保有状況 契約関係 許認可 コンプライアンス状況 | 商業登記簿謄本 株主名簿 契約書類 許認可証 |
| 事業の現状把握 | 市場環境 顧客基盤 商品・サービス 競合状況 SWOT分析 | 経営計画書 組織図 顧客リスト |
財務状況の把握では、特に過去3〜5年分の決算書や財務諸表を確認することが大切です。
貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の財務3表を分析することで、会社の収益構造や資産・負債の状況を正確に理解できます。
準備すべき主な書類としては、決算書3期分、法人税申告書、商業登記簿謄本、株主名簿、契約書類、許認可証などが挙げられます。
上記の書類を事前に揃えておくことで、専門家への相談や後継者との交渉がスムーズに進みます。
3.募集情報の登録
後継者募集の情報を登録できる主な窓口と、その登録手順は以下の通りです。
基本情報として、地域・組織形態・業種・事業内容・業歴・売上高・経常利益・従業員数・役員数・許認可などを入力します。
ただし、個社が特定されるリスクを避けるため、売上高や従業員数はレンジ表記(例:売上高1億円~3億円)で記載するのが一般的です。
また、希望条件では、譲渡理由・希望する譲渡形態(株式譲渡・事業譲渡など)・希望譲渡金額・譲渡先への希望・希望時期などを明確に記載します。
譲渡理由は「後継者不在のため」など50文字程度で簡潔にまとめるとよいでしょう。
4.候補者との面談
面談では、経営理念や事業への想い、人柄などを直接確認し、相互理解を深めることが重要です。
後継者候補との面談は、一般的に以下のような流れで進めます。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1.名刺交換 | 開始時間の少し前に集合し、参加者全員で名刺交換を行う |
| 2.自己紹介・会社紹介 | 双方が自社や自身について紹介する |
| 3.質疑応答 | 事業内容や経営方針、今後のビジョンなどについて対話する |
| 4.工場・店舗見学 | 実際の事業現場を見学してもらう |
経営者としての資質については、実務に関する知識と経験、経営能力、経営を受け継ぐ覚悟、リーダーシップ・決断力などを見極めましょう。
特に、困難な状況での経験や会社を優先する姿勢があるかどうかは、後継者として重要な要素です。
初回面談で双方が前向きに進めたいという意向があれば、意向表明や基本合意締結に向けて複数回の面談を重ねるのが一般的です。
後継者育成には5〜10年かかるといわれているため、余裕を持って複数の候補者と面談を重ね、慎重に見極めることが大切です。
5.条件交渉・契約
後継者候補が決まったら、条件交渉と契約締結に進みます。
この段階は、事業承継の条件を具体的に決定し、法的拘束力のある契約として取りまとめる重要なプロセスです。
条件交渉から契約締結までは、以下のような段階を経て進めます。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1.意向表明書の受領 | 後継者候補から譲受意向や希望価格、スケジュールなどが記載された書面を受け取る |
| 2.基本合意書の締結 | 大まかな条件(譲渡価格、スキーム、スケジュール等)について合意する |
| 3.デューデリジェンス | 後継者候補による財務・法務・税務などの詳細調査 |
| 4.最終契約書の締結 | 全ての条件を確定し、株式譲渡契約書または事業譲渡契約書を締結する |
条件交渉と契約締結は、事業承継における法的な確定手続きです。
まず意向表明書により後継者候補の意向を確認し、基本合意書で大まかな条件を合意します。
譲渡価格は企業価値評価に基づき交渉で決定され、中小企業では時価純資産法や簡易算出法(時価純資産+実質営業利益×3〜5年)が用いられます。
その後、デューデリジェンスを経て最終契約書を締結し、譲渡対象や価格、表明保証などを確定します。
表明保証は重要な条項であり、虚偽があれば損害賠償責任が生じるため、専門家のアドバイスを受けながら慎重にチェックすることが大切です。
非上場企業では譲渡制限に注意し、株主総会承認と株主名簿の書換え申請が必要となります。
このように、条件交渉と契約締結は、事業承継を法的に確定させる重要なプロセスです。

後継者のいない企業が第三者承継で成功した事例
医薬品の臨床開発を支援する株式会社ファルマでは、創業者・山田正広氏が引退を前に後継者不在という課題に直面しました。
山田氏が選んだのは、外部のプロ経営者へ事業を引き継ぐ「第三者承継」という選択です。
日本プロ経営者協会を通じて複数候補と面談し、理念への共感と人柄を重視して中村優介氏を後継者に決定しました。
中村氏は就任後、業務効率化や社内コミュニケーション改善を推進し、従業員との信頼関係を築きながら事業を成長軌道へ導きました。
山田氏も「良い形で会社を引き継げた」と語っています。
この事例は、第三者承継でも理念を守りながら最適な後継者を選べることを示す好例といえるでしょう。
日本プロ経営者協会には
2,000人以上の経営者候補が所属。
「どんな人に引き継がれるかわからない」という不安は不要です。
業種や企業文化に理解のある候補者と
何度も面談を重ね、
納得のいく後継者を選ぶことができます。
是非お話をお聞かせください
後継者不在に関するよくある質問
後継者不在に関するよくある質問に回答します。
- 後継者がいない理由は何ですか?
- 後継者のいない会社を買う時の注意点はなんですか?
- 後継者がいない場合に廃業を決断する判断基準はなんですか?
- 後継者がいない仕事はどのような業種が多いですか?
- 職人は後継者がいないことが多いですか?
- 後継者がいない農家の事業承継はどう進めればよいですか?
事業承継や後継者問題でお悩みの経営者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
後継者がいない理由は何ですか?
後継者がいない理由には、少子高齢化や事業の将来性への不安、親族内承継の減少などが挙げられます。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 少子高齢化の進行 | 若年層の人口減少により、後継者候補となる人材そのものが不足している |
| 親族内承継の減少 | 子どもや親族が家業を継がず、自分のキャリアを優先する傾向が強まっている |
| 事業の将来性への不安 | 経済環境の変化や競争激化により、事業の先行きが不透明 |
| 事業承継の準備不足 | 承継に向けた計画や準備が進まず、適切なタイミングで後継者に引き継げないケースが多い |
| 経営負担の増大 | デジタル化への対応や複雑化する経営環境が、後継者にとって重い負担 |
このように、後継者不足の背景には人口動態の変化や価値観の多様化、経営環境の複雑化といった複合的な要因があります。
上記の理由を理解することが、事業承継問題の解決に向けた第一歩になります。
後継者のいない会社を買う時の注意点はなんですか?
後継者のいない会社を買うときの注意点は、事前にリスクや課題を十分に把握することです。
後継者不在の企業は経営課題だけでなく、従業員の不安や契約関係、財務状況の把握など、通常のM&Aと比べても多くの確認事項が発生するからです。
例えば、従業員は突然の経営交代に戸惑い、離職リスクにつながることがあります。
また、取引先との契約が後継者名義のままになっていたり、過去の財務や債務に問題が潜んでいる場合もあるため、専門家によるデューデリジェンスや相談は欠かせません。
後継者がいない場合に廃業を決断する判断基準はなんですか?
後継者不在で悩む経営者にとって、廃業を決断する判断基準は、以下です。
| 判断基準 | 詳細 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 財務状況 | 負債が多すぎる、または収益性が低い状態が続いている | 債務超過の有無、資産と負債のバランスを確認 |
| 後継者候補 | 親族・従業員・第三者含めて適任者が見つからない | M&Aも含めて検討したが承継先がない |
| 市場環境 | 業界全体が縮小傾向にある、競合優位性がない | 将来的な成長見込みと市場における自社の地位 |
| 経営者の状況 | 高齢化や健康不安により経営継続が困難 | 体力的・精神的負担の増大 |
廃業を決断する前には、まず事業承継の可能性を十分に検討することが推奨されます。
具体的には、財務状況を再評価し、M&Aによる第三者承継や事業承継・引継ぎ支援センターの活用など、あらゆる選択肢を検討した上で、それでも継続が困難と判断される場合に廃業を選ぶのが適切な流れです。
特に2025年現在、約50%の60歳以上の経営者が後継者不在の状況にあり、黒字廃業も増加傾向にあることから、早期の判断と計画的な廃業が重要となっています。
後継者がいない仕事はどのような業種が多いですか?
後継者がいない業種は建設業や自動車関連、医療業などの業種です。
理由は、専門技術や資格が必要で、若手が簡単に継ぎにくいためです。
帝国データバンクの2024年調査によると、業種別で後継者不在率が最も高いのは「自動車・自転車小売」(64.9%)で、次いで「医療業」(61.8%)、「建設業」(59.3%)が挙げられます。
これらの業界は人材不足や後継者候補の高齢化が進み、地域を支える中小事業者が存続の危機に立たされています。
一方で、製造業や金融・保険業では後継者確保が進み、比較的低い不在率となっています。
つまり、技術承継や専門人材育成が難しい分野ほど、後継者探しが深刻化しているのです。
職人は後継者がいないことが多いですか?
職人は後継者がいないことが多い理由は、技術の習得に長い年月を要する点にあります。
熟練の技を身につけるには長期間の修行が必要で、若い世代にとっては時間的・経済的な負担が大きいのです。
また、収入が安定しにくく、将来性が見えづらいことも敬遠される要因となっています。
さらに、職人の多くが家族経営や個人事業で事業承継の仕組みが整っておらず、「技術はあっても継ぐ仕組みがない」状態に陥りやすいことも問題です。
こうした背景から、貴重な技術が次世代に十分に引き継がれない状況が続いています。
後継者がいない農家の事業承継はどう進めればよいですか?
後継者がいない農家が事業承継を進めるには、第三者に農業経営を引き継いでもらう「第三者承継」を活用する方法が効果的です。
第三者承継が有効な理由は、親族や従業員に後継者がいなくても広く後継者を探せる点にあります。
農地は公共財としての側面があり、単に廃業するわけにはいかないため、地域との調和を図りながら事業を引き継ぐ必要があるからです。
また、新規就農者にとっても、農地や技術を一度に引き継げるため初期投資が軽減され、1年目から安定した収入を得やすいというメリットがあります。
後継者問題・事業承継は日本プロ経営者協会にご相談ください
後継者不在で会社の将来に不安を感じておられる経営者の皆様、事業承継の進め方に悩んでおられませんか?
日本プロ経営者協会は、国内最大級のプロ経営者ネットワーク(2,000名以上)を活用して、中小企業の事業承継課題解決に豊富な実績を持つ組織です。
業種や企業規模を問わず、経営環境を深く理解した経験豊富なプロ経営者が、親族内承継から第三者承継(M&A)まで、幅広いソリューションを提供いたします。
国内最多100件以上の事業承継実績を持つ専門家が、自社の現状把握から後継者選定、条件交渉・契約締結、承継後の経営方針策定まで一貫してサポートいたします。
長年築き上げた事業と従業員の雇用を守りたいとお考えの方は、ぜひ一度日本プロ経営者協会までご相談ください。
| 日本プロ経営者協会の概要 | |
|---|---|
| 名称 | 一般社団法人日本プロ経営者協会 |
| 設立日 | 2019年7月 |
| 活動内容 | プロ経営者によるセミナーの開催 企業への経営者の紹介 経営者に関する調査・研究 書籍の出版 |
| 代表理事 | 堀江 大介 |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービルディング21階 |
| URL | https://www.proceo.jp/ |
まとめ
後継者がいない課題に直面した際は、親族内承継・従業員承継・M&A・廃業・IPOという5つの選択肢の中から、自社の状況や経営者の希望に合った最適な方法を選ぶことが大切です。
今回紹介した各手段のメリット・デメリットや対策を踏まえ、早めの準備・企業価値の向上・専門家の活用という3つのポイントを押さえることで、納得のいく事業承継を実現できるでしょう。
後継者問題は一人で抱え込まず、事業承継・引継ぎ支援センターやM&A仲介会社、日本プロ経営者協会などの専門機関へ早めに相談し、自社に最適な承継プランを検討してみてください。
